やりたいことが分からなかった私が、少しずつ未来を見つけるまで

「やりたいことは何?」

昔から、この質問が苦手でした。

周りには、夢や目標を持って進学先や就職先を決めている人がたくさんいました。

そんな姿を見るたびに、

「私にも、これだ!と思えるものがあったらいいのに。」

そう思っていました。

興味があることはたくさんある。

「あれもいいな」「これも楽しそう。」

そう思うことはあっても、心の底から「これがやりたい!」と言えるものは見つかりませんでした。

目次

本屋さんで過ごしていた高校時代

高校生の頃、受験が近づくと、友達は自習室で勉強していました。

でも私は、志望校もはっきり決められず、勉強しなければと思いながらも、一人で本屋さんへ行くことが多かったのを覚えています。

進みたい道が分からない。

だから勉強の目標も定まらない。

ようやくどうにかここかも!と思えた大学で福祉や保育を学びました。

しかし、就職活動でもまた高校生のころと同じような気持ちになり、

まったく違うIT企業へ就職しました。

福祉や保育が嫌になったわけではなく、挑戦してみたい気持ちも少しはありました。

でも自分に自信が持てなかったからなのか、一歩踏み出せませんでした。

それ以外の世界も見てみたい気持ちの方が強かったのだと思います。

いつも、自分がここだと思ってたどり着いた場所のはずなのに、

やっぱりなんか違うかも。あっちの世界も楽しそう。と満足できず、

別の世界ばかりよくみえてしまう。

子供の頃からずっとそんなところがある自分にもやもやしていました。

夢はなくても、理想の暮らしはあった

唯一ずっと思い描いていた未来があります。

20代のうちに結婚して、家庭を持って、子どもを育てること。

自分の家庭を持ったら、いつか室内犬を飼うこと。

結婚出産は絶対20代のうちにしたい!となぜか昔からずっと心に決めていて、

ぶれることもなく、幸せなことにその夢は叶いました。

そして、いつかは必ずと思っていた犬も飼い始めることができました。

でも、子育てが少し落ち着いた頃、また立ち止まりました。

「私はこの先、どう生きていきたいんだろう。」

そこで、3年後、5年後の理想を書き出してみました。

最初は空欄ばかりでした。

でも何度も書き直しているうちに、不思議なことに変わらないものがあることに気づきました。

大金持ちになりたいわけじゃない。

好きを大切にした心満たされる生活が送りたい。

子どもとの時間を大切にしたい。

自分でペースを決めて場所を選ばずに働ける仕事がしたい。

節約生活はする、でも本当にやりたいと思うことは叶えられるお金は欲しい。

職業は思い浮かばなくても、理想の暮らしだけは見えていたことに気が付きました。

自分と向き合い続けた時間

友人とたくさんお互いの人生観や子育ての軸、価値観について話しました。

自分とは違う価値観を知ることで自分の価値観に気づくことができました。

本も読むようにもなりました。

20年以上ぶりに占いもしてもらいました。

今気が付いたことは、どれも昔から好きだったことでした。

昔から時間があれば本屋さんに行っていました。

雑誌についている占いページや○○占いが好きでした。

誰かと話せるときは友人と深い話をすることが好きでした。

そして好きな理由は、どれも新しい自分に出会えたような気持ちになるからだと、

今、気が付きました。

本を一冊読むと、スマホを見て過ごす時間とは比べものにならないくらい、新しい考え方に出会えました。

「あれもやってみたい。」

「これも面白そう。」

そんなワクワクする気持ちが、次から次へと湧いてきました。

思えば私は、結婚と出産をしてからの約10年間、その感覚を忘れていました。

毎日が子育てと家事で終わる。

時間に追われて、疲れて、イライラして。

「ワクワク」なんていつからしてないだろう。

だから、本を読む時間が楽しかったし、未来を考える時間が楽しかった。

久しぶりに、自分自身のための時間を過ごしている実感がありました。

占いを受けたのは、未来の自分が知りたかったから。

そして、誰かに「その道で大丈夫だよ」と背中を押してほしかったからだと思います。

タイムリミットが背中を押した

それでも、私は何も行動できていませんでした。

考えて、考えて、また考える。

本を読んで、ノートに気持ちを書いてみたりしては、また考える。

何度も同じことを繰り返していました。

そんな私の背中を押したのは、子どもの成長でした。

子どもは10歳と7歳。

もうすぐ学童に預けられなくなる。あっというまに中学生?!

「まだ3年ある。」

ではなく、

「もう3年しかない。」

そう感じました。

40代も近づいていました。

新しいことに挑戦するなら、今しかない。

そう思ったとき、初めて「動かなければ」という気持ちになりました。

小さな一歩が未来を変え始めた

自分の中のもやもやした気持ちに気が付き、退職を決意するまで、

自分と向き合い続けた時間があったからこそ、少しずつ動けるようになりました。

在宅でできる仕事を調べる。

ブログを始める。

英語を勉強する。

ノートを書き続ける。

マンダラチャートで目標を整理する。

どれも毎日続けていたわけではないけれど、

時間ができたら少しずつ進めていた小さな行動ばかりです。

でも、「考えるだけ」でなく行動に移せたことは、私にとって大きな変化でした。

英語も、仕事のためだけではありません。

子どもたちにも英語を好きになってほしい。

世界中の人と話せるようになったら楽しそう。

仕事の可能性も広がるかもしれない。

そんな小さな憧れが、少しずつ未来につながっていく気がしています。

あとがき

振り返ると、私はずっと「やりたい仕事」を探していました。

でも本当に探していたのは、

どんな仕事をするかではなく、どんな人生を送りたいか。

子どもとの時間を大切にしたい。

学び続けたい。

ワクワクする毎日を送りたい。

自分らしく働きたい。

そう考えると、昔「中途半端」だと思っていた経験も、全部今の私につながっていました。

IT企業で働いたこと。

保育士として働いたこと。

本が好きになったこと。

そして今、英語を始めたこと。

ブログを書き始めたこと。

どれ一つ無駄ではなかったし、やってよかった、今があることに感謝しています。

やりたい仕事は、今もまだ探している途中で、相変わらずな私です。

でも、どんな人生を送りたいかは、意外とずっと前から決まっていたのかも。

だから私は今日も、小さな一歩を積み重ねていこうと思います。

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